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買取させて頂いた本を整理していたら、思いがけない出会いがありました。
写真だとおわかりいただけるか微妙なラインだと思いますが、表紙のタイトルは「悪魔の手毬唄」なのに、見返しのタイトルは「本陣殺人事件」となっております。
内容はもちろん「本陣殺人事件」。
いわゆる乱丁本なのですが、こうなると気になるのが『カバーはどちらがかかっていたのか』ということ。(私だけかもしれませんが)
残念ながらカバー無しの裸本の状態での引き取りだったため、どちらのカバーがかかっていたかは謎なのですが、もし「悪魔の手毬唄」のカバーがかかっていたのだとしたら、元々の持ち主の方は「本陣殺人事件」を「悪魔の手毬唄」だと思っていたかもしれないんだな、と想像すると面白いな、と感じました。
なにしろ、本陣殺人事件に手毬唄要素は一切ないですからね。
実際がどうだったのか、もはや解明不能ですが、ミステリ小説にちょっとした謎がつきまとうというのもアリではなかろうか、と思いまして、廃棄ではなく販売することに致しました。
興味のある方はぜひお手に取ってご覧くださいませ。